koyamajosan’s blog

〜へそからへそへいのちをつなぐおてつだい〜助産所の日常をつづります。

看護実習生

 
    f:id:koyamajosan:20181123213256j:image
いつも快く学生実習を受け入れてくださっている方々にお礼を申し上げます。

 助産所には、毎年30名近くの学生が実習にきます。男女問わず助産所や産科で実習を受け入れている施設はまだ少ないようで同じように実習を受け入れている施設からは、「どのように学生のことをご家族に説明するのですか?」と聞かれることもしばしばです。

 私は実習施設としてお話をいただいたときからできれば男女ともに受け入れさせて欲しいとお願いをしました。女性のみなら受け入れはお断わりしていたでしょう。未来を担う学生たちに、男女の垣根なく関わりをもつことの大切さを知ってもらうには、まず医療者の私たちからその垣根を取り払わなくてはいけないと感じています。

 けれど、女性のプライベートに触れる部分は大切にしたい。大切にしたいからこそ、みせたくない、恥ずかしい。という思いも学生たちには感じとって欲しいと思います。

 現看護師の方は、「学生時には、助産所での実習もおっぱいケアを見させてもらうことはなかった。羨ましい。」と言います。私も同感です。地域保健といえば在宅看護のイメージが強くこうして育児中のママにふれ合うことは少なかったと思います。

 来年、小山助産所にはじめて来た学生が国家試験を受けます。たくさんの方々に実習をさせてもらったその恩恵をぜひ形にし、報告をしてくれる日を待ち望んでいます。

(Koyama Chisato)